ネーミング相談所について

01|ネーミング相談所をつくった理由

ネーミング相談所・コピーライター斉藤高広です。
「ネーミング相談所」をつくったのは、ずっとクリエイティブ関連の仕事してきて、ある時、依頼する側として気づいたんです。ネーミングをプロとしてできる人がいない、と。
本来ネーミングはコピーライターの仕事。でも、名だたるコピーライターや大きな広告代理店とかに何十万、何百万ものフィーを僕ら中小企業がたのむというのも現実的じゃないし、かといって安価で気軽に頼めるクラウドサービスなどに頼んでも数は集めるけど、その裏付けや、スピリッツのようなものを感じないものが100案来たところで一つも使いようなかった。であれば、今まで30年近くクリエイティブに携わってきた経験を生かして自分でやっちゃおうと思ったのです。

02|ライフワーク

コピーライターを名乗っていますが、僕の日ごろの主な仕事はお店や会社のブランディングやデザインなどのクリエイティブ全般。
中でもネーミングは大好きで、仕事というよりライフワークです。10時間以上一つのネーミングと向き合っていても、まったく疲れず楽しめる。週の数日はホテルで仕事してますが、デスクでPCに向かってネーミングを書きまくって、息詰まると街に出て色々な店やグラフィックなんかを眺めてると思考がシャッフルされてまたアイデアがわいてくる。
一つ、また一つと名前が生まれてくると自分の子供が増えてきたような気持にもなります。(笑)

03|苦手なネーミング

それでも苦手なネーミングがあります。
特に、ただ耳障りのいいネーミングです。かっこいい英語だったり、耳障りの言いイタリア語に変換するだけとか、単にキーワードの組み合わせとか。そのサービスや商品にどんな想いが込められているか、どんな物語があるのか、それを体験した人にどんなハピネスやベネフィットがあるか。
単なる思い付きではなく、ヒラメキと裏付けを組み立てながらつくるのが自分のやり方。ただ耳障りのいいネーミングであればクラウドサービスなどで数を集めてそこからセレクトする方がコスパがいいと思う。

04|ネーミングはブランディング

ネーミングには種類があります。
おっと思わせる「キャッチー」なものや、サービスを一瞬で「わかりやすく」表したもの、ブランドのように「ビジョンや想い」から連想したものなどがあります。いわゆる「切り口」です。
もし「サービスをわかりやすく」表現したものが理想だとしてネーミングをスタートしても、つくっていく過程で、お客さんが「やっぱりわかりにくくてもいいから『ビジョンや想い』のネーミングにしたい」と方向転換をすることもよくあります。ネーミングの過程で、改めてどんなサービスにしたいか、どんな会社にしたいかを考える機会になるからです。それって、もはやネーミングという枠を超えて、会社(サービス)の在り方を定める「ブランディグ」をしていることになります。
サービスが始まる前に、自社のサービスの在り方を改めて見直す機会になる。ここがネーミングを外部にだす最大のメリットです。

05|ネーミングの仕上げはロゴデザイン

ネーミングは「聞いたとき」にどういう印象を与えるかと同時に、「見たとき」にどういう印象を与えるかが大事です。
「見たとき」とは、すなわち『ロゴデザイン』のことです。サービスを一瞬で「わかりやすく」表したネーミングをつくったとしても、おしゃれな筆記体のロゴデザインで仕上げたらまったく伝わりません。
ネーミングの完成度は名前そのものではなく、ロゴデザイン次第で決まります。

ネーミング相談所 / コピーライター

斉藤高広

1972年横浜生まれ。
高校を卒業後TBS系TV番組制作会社入社。歌謡番組、バラエティー番組の制作スタッフとして勤務。 その後退社し23歳で会社設立。
起業キャリアは25年。ブランディング、デザイン、コンサルティングまでトータルにディレクションを行う。

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